ビタミンCの王様として知られるアセロラ。その量はなんとレモンの34倍もあるんですって!!! 最近、アセロラ果実に含まれるビタミンCが老化防止に役立つことや、ビタミンEやアントシアニンなどをバランスよく含んでいることで大注目のアセロラ! そんなアセロラの日本屈指の生産地が沖縄県本部町なんです! 美味しいアセロラを求めて、本部町へ行ってきました〜! 今回も親子で体験しまーす!(文・写真/喜屋武ナオミ)

まずはアセロラの予備知識から!

今回、農業生産法人(有)アセローラフレッシュ代表取締役の並里哲子さんにご案内いただきながら、アセロラ狩りを体験してきました!
アセロラ発祥の地は西インド諸島あたりといわれ、(acerola)はスペイン語。日本ではアセロラやアセローラと呼ばれています。ちなみに本部町では、アセローラの呼び名で親しまれているそうですよ! 確かに、アセローラのほうが発音がよろしくて、沖縄らしい感じですね。(笑)

沖縄にアセロラが入ってきたのは、1958年(昭和33年)。沖縄熱帯果樹の父と呼ばれたハワイ大学のヘンリー仲宗根氏が、琉球政府より依頼をうけ、熱帯果樹を沖縄へ移植しました。そのときに、他の熱帯果樹とともにもたらされたのがアセロラ。しかし、なかなか実を付けることなく、他の熱帯果樹が栽培を成功させる中、アセロラは名護農業試験場で長い間、忘れられた存在となってしまいました。

ところが、今から25年ほど前、アメリカでビタミンCが注目され、それを多く含んだアセロラが一躍脚光を浴びます。それを知った並里さんのご主人は、今後日本でもアセロラが注目される日がくるだろうという先見の明から、アセロラ栽培にいち早く取り組んだのだそうです。名護農業試験場に眠っていたアセロラを復活させ、栽培することになったのですが、やはり当初は失敗の連続でした。しかし、試行錯誤の末、とうとう外国とは異なる沖縄独自の方法をあみでし、栽培に成功したのでした。

そして、まだまだ馴染みのないアセロラを根気強く本部町の農家に伝え、栽培普及活動に取り組んで、今日に至ったのだそうです。
本部町あげてアセローラの町というキャッチフレーズを掲げるまでになったのには、並里夫妻やそれを支える農家さんの情熱があったからなのですねー!
知られざる本部アセロラの歴史に感銘を受けたところで、お待たせしましたー! アセロラ畑へレッツゴー!!!

いざ、アセロラ狩りへ!

本部町大浜にある農業支援センター「アジマーもとぶ」より出発し、車を走らせること約5分。私たちが着いたのは、のどかな集落の奥にある可愛いアセロラ畑! 可愛いというのは、規模がやや小さめということもあるのですが、それよりなによりアセロラの木がかわいいっ! 小さいんです〜♪

小さな木にもアセロラの実が…

見てください! 
こんな小さな木もありました。でも、しっかり実が付いていますよ♪

平均すると高さ1.5メートルほどのアセロラの木。抱っこして収穫するのかな〜と少し心配していましたが、100センチちょっとの息子も余裕で摘める高さです。こりゃ、楽しいね〜♪
摘みながら、時々お口にパクっ!でも、大丈夫! ここは完全無農薬の露地栽培のアセロラ畑だから、安心でーす。
あ、でも、虫は食べないでね♪
自分でやりたい盛りの息子も得意気に収穫しています(笑)
これなら小さい子供にも、安心して体験させてあげられますよね。

アセロラの木は低木ではありますが、ほうっておくと3〜5メートルにまで成長する木。これはあえて低く剪定しているんですってー! 理由は大きく2つ。
一つは、台風対策として。もう一つは、契約農家さんのほとんどは70代〜80代とご高齢。低いほうが収穫にも都合がいいのだそうです。
な〜るほど! 確かに、この高さとこの規模なら、お年寄りでも収穫しやすそう!

アセロラは5月〜10月ごろまで収穫できるそうですが、花から実になるまでが結構早いそうです。朝、一度収穫したにも関わらず、たくさんの実がなっていました。ピンク色のアセロラは明日には赤くなるのかな〜? つやつやしていて、可愛いですよね〜!

並里さんから素敵な情報をゲット!

「実は赤い実よりも青い実の方が、ビタミンCが豊富なんですよ」
そうなんだー! お肌の曲がり角を曲がって、下降する肌年齢! これは、私が食べなければっ! でも、ビタミンCと聞くと、なんだか酸っぱそうですよね。そのうえ、青い実となると...うーん、考えただけで唾液が出てきちゃう! ところが、食べてみると、ぜんぜん酸っぱくないんです!

赤い実はほんのりとした自然の甘さがあり、想像以上に甘く、ぜんぜん酸っぱくない! 青い実はスターフルーツのような少し青さののこる香りで、でも酸味はまったく無く、コリコリっとしていて新鮮野菜のような感じです。サラダにしても、美味しくいただけそう。
実は、ウチナーンチュに馴染みのあるグァバもビタミンCはレモンの何倍もあるって知ってましたか? 私は並里さんから教えてもらってビックリ! 全然知りませんでした。今まで持っていた「ビタミンC=酸っぱい」という定義は、少し違うみたいですね。

それにしても、こんなに実ってるのに、なんでスーパーで見かけないのでしょう〜???
ここにもやはり理由がありました! アセロラは収穫から3日ほどしか日持ちしないので、市場に出回ることが難しいのだそうです。
そうか〜。3日だと、お店に出すのは厳しいですよね〜...
でも、そこが本部アセロラの最大の武器! 海外から輸入ものが多いトロピカルフルーツにあって、絶対に輸入できないのが、この生のアセロラ果実! 生のアセロラの恵みを頂けるのが、この本部町なんです。アセロラ狩りって、もしかすると、かなり貴重な体験なのでは!?

どっさり取れました!

さて、我が家のアセロラはどれだけ採れたでしょうか?
私が並里さんとユンタクしている間に、陰のサポーターであるおばあちゃん(お義母さんが同行してくれました!)と息子と二人で、こんなに沢山採っていました!

すごーーい♪♪♪

収穫したアセロラは、名護に住むアセロラが大好きなひいおばあちゃんのお土産にすることに決定!
お年寄りには、ビタミン豊富なアセロラは体にいいんですって♪ ひ孫が採ったアセロラを食べて願寿ー(がんじゅー、壮健という意味)長生きしてねー!

お世話になったのは、こちら。

農業生産法人(有)アセローラフレッシュは、平成8年に法人化され、本部町並平に拠点をもうけ運営していました。そして、つい先日の9月1日より本部町大浜にある町の農業支援センター「アジマーもとぶ」に移転リニューアルオープンしています。27件の契約農家さんから集められたアセロラ果実を販売するほか、アセロラの加工食品の開発、加工などに取り組んでいます。
日持ちのしないアセロラだけに、熟した果実はピューレにして冷凍パック詰めにしたり、リンゴ酢に浸けてみたり、ジャムにしたりと、加工をしているんですね〜!これなら日持ちもするし、お土産にもいいですよね!

私たちがお邪魔したときは、ちょうどオープンの2日前ということもあり、店内の改装や入荷したアセロラの整理作業などでお忙しい最中でしたが、美味しいフレッシュアセローラジュースをごちそうになりました!
これがすごーく美味しいんですよ! 今まで飲んでいたアセロラドリンクとまったく違っていて、グァバジュースのようなトロっとした感じ。それでいて、サラっとしたのどごし! 息子は3杯もお変わりしていました! ちょっと飲み過ぎ...でも、それだけ美味しいんですよね〜(笑) パーラーでも販売しているそうなので、本部町に行った際は、ぜひフレッシュアセローラジュースを体験してみてくださいね〜! ドライブ疲れもきっと吹き飛びます♪!
(有)アセローラフレッシュの並里さん、スタッフの皆さん、お忙しい時期にもかかわらず、笑顔で対応頂き、ありがとうございました!

■アセローラ収穫体験
体験時間:50分程度
体験内容:アセローラ畑で収穫体験(収穫したアセロラをお持ち帰り)
料金:一人2000円(税込み)
要予約制(2〜3日前までに予約)

■農業生産法人(有)アセローラフレッシュ
〒905-0212
沖縄県国頭郡本部町字大浜881-1 本部町農業支援センター「アジマーもとぶ」内
電話番号:0980-47−2505(代) FAX:0980-47-2043
営業時間:AM9:00〜PM5:00 日曜・祝日休
■アクセス
那覇空港→沖縄自動車道那覇IC→許田IC→名護より国道449号線をまっすぐ。本部町産業支援センター「アジマーもとぶ」内。
所要時間約1時間40分