「うずまきパン」。カタチはまさしくロールケーキだけれど、スポンジなんて軟弱なモノではなく、パン生地でぐるぐる巻かれ、中身はおびただしいほどのグラニュー糖入りのシュガークリームがたっぷり。それが王道の「うずまきパン」。ロールケーキよりリーズナブル、そして何よりも庶民的。そんな「うずまきパン」を約3ヶ月かけて集めてみました。うずまきパンマニア、垂涎のコレクションです。では、いただきまーす♪。(文・写真:D介)

うずまきパンとは?

ジャムやクリーム、ピーナツにチョコレートと、さまざまな甘味をデコレートしたり、包んだりした菓子パンが、沖縄のコンビニやスーパーのパン売り場はもちろん、小さな商店にいたるまで所狭しと並んでいる、菓子パン天国のオキナワ。そんなたくさんのライバルの中でも、ひときわ異彩を放っているのが、宮古島で産まれたといわれる「うずまきパン」です。

「うずまきパン」は沖縄本島にもありますが宮古島ほどメジャーではなく、まさに宮古島地域限定の菓子パンともいえます。なぜ「うずまきパン」が宮古島で産まれたのか? どうして宮古島で多く作られているのか? その謎は定かではありませんが、まさに地球規模で巨大な渦を巻く台風の通り道である、台風銀座のど真ん中の宮古島だからこそ作り得たのではないかと、想像を豊かにしてしまいたくなるほど。宮古島では人気の定番商品として、ごくごく普通に売られており、島の人々のみならず、うずの虜となったみんなに愛されてやまない、まさに隠れた島の特産品でもあるんです。

その形状は、ぐるぐると見目麗しい渦を巻き。
その味わいは、身をよじるほどのまさに甘美。
その食感は、ジャリっとグラニュー糖!

一度食べたら忘れられない魅力が、その渦の中にはいっぱい詰まっています。
ではさっそく紹介しましょう。まずは元祖、宮古島からどうぞ。

元祖ミヤコ編

さすが元祖。島内には5つのメーカーがあります。それぞれに個性的なうずまきパンを製造しています。なお価格はお店によって若干異なるようです。そのため買った時点の価格となっています。

【伝説の伊良部島うずまきパン/まるそうパン】
アクセス:沖縄県宮古島市伊良部字長浜179 0980-78-4104

◎うずまきサンド 105円
 重さ138g、横14.0x縦14.0x厚さ3.4cm
伊良部島で「うずまき」といえばコレ。正しくは「うずまきサンド」。元祖うずまきとのいわれもある伝説的なうずまきは、刺激的なほどに甘く、ジャリっとした特有の食感を体感してしまうと、不思議とまた食べたってしまう。他社のうずまきは切り落としてしまうような、クリームがはみ出したパンの耳の「端っこ」が付いた、幅のちょっと分厚いアタリもひっそりと同じ値段ででています。

【多彩にして王道のうずまきパン/有限会社富士製菓製パン】
アクセス:宮古島市平良字西里1135-1  0980-72-2541

◎うずまきパン 89円
 重さ130g、横12.0x縦12.0x厚さ3.0cm
パンの外側には独特の斑点模様が浮きでたパン生地のボリュームも申し分なく、シュガークリームのジャリっとした食感は、うずまきパンの王道的存在。通常の五個分にあたる、枕サイズのでかうずまきパンも作っていることで有名。

◎ココアうずまき 89円
 重さ128g、横15.0x縦10.5x厚さ3.0cm
ノーマルの「白」とコンビを組む、「黒」のうずまき。ココアを生地にしっかりと練りこんだ、新機軸うずまきパンの先駆け的な逸品。生地でなく、クリームをココアにしいれば、更なるオリジナリティが謳えて、より個性的な商品となったと思われる。

【磨かれた技が光る、うずまきパン/京屋製パン所】
アクセス:沖縄県宮古島市平良字下里939  0980-72-2431

◎うず巻ぱん 89円
 重さ129g、横14.5x縦12.0x厚さ3.0cm
パン生地の美味しさには定評がある京屋。うずまきもパンも例外なく、パン生地はピカイチ。対するクリームにはジャリっとした食感がなく、滑らかで食べやすさも抜群。かつてはオリジナルデザインのパッケージを使用していたが、現在は簡略化されてしまったのがとても残念。

【アイデアで地道に歩む、うずまきパン/太洋製菓製パン工場】
アクセス:沖縄県宮古島市平良字下里143 0980-72-2136

◎うずまきパン 89円
 重さ156g、横15.0x縦12.5x厚さ3.0cm
宮古島の大手スーパーにも出品はしているが、郊外の商店で幅を効かせている。ややローカルに徹したメーカーで、パッケージがなんとも素朴で可愛い。うずまきパン以外にも様々にアイデアにあふれたパンを作っています。

◎紅いもうずまき 105円 
 重さ158g、横15.0x縦12.0x厚さ3.0cm
目にも鮮やかな紫色の紅芋を生地の一部に練りこみ、真っ白なクリームとのコントラストをよく引き立たせている。しかし、残念ながら、力の強すぎるクリームに勝てるはずもなく、紅芋の風味はしない。

【職人気質?、町のうずまきパン/サンメリー】
アクセス:沖縄県宮古島市平良字西里261 0980-75-3537

◎うず巻 89円  
 重さ132g、横12.0x縦12.5x厚さ3.5cm
パンメーカーというよりは、町のパン屋さんが作る、ややレア度の高いうずまき。ふんわりとやわらかな生地と、控えめな甘さの滑らかなクリームは食べやすい。おもに宮古島内のホッパーに出荷されている。